遠くから来て遠くまで。

エルネア王国プレイ中に生じた個人的妄想のしまい場所。

メイン歴代夫婦を2次元化してみた。(初代〜四代目)

本筋?のほうを放置してる状態ですが・・・ Picrewで歴代夫婦のイメージ画像を作ったら意外と可愛くできたので、せっかくなので歴代夫婦の振り返りも兼ねてこの場を借りてまとめさせていただきます♪ ※以下、イラスト画像は全て#なさや式CPメーカー様で作らせ…

ローゼルのごとく。

「絶対さぁ...天は二物を与えずさ。ぶっ細工に決まってる!」 「アシエルさん、やめて下さい!我々近衛騎士隊の創設者かつ偉大なる英雄に何てこと言うんです!」 アシエルが無礼千万な軽口を叩くので、生真面目なランスが即座に釘を刺す。 ...が、アシエルは…

(よもやま話)引き継ぎのサミシサ。

お話はまだ3代目後半のちょっと手前でウロウロしていますが、2021.4月現在のリアルプレイでは只今11代目に突入したところです。 ネタバレといえばネタバレだけど今のスピードだと10・11代目の話をここで取り上げるのには多分何年もかかるから問題ないだろう…

迷い道の真中で。

前回までの話でエルネア杯前年まで行きましたが、ここでちょっととだけ時を巻き戻します。時系列的にはその約半年前...カールが亡くなって7-8日後から始まるエピソードです。 ”イグナシオを倒せ。それがあいつを龍騎士の呪縛から解放することにもなる” 私に…

小さな決意。

波乱の一年も今日一日で終わりとなった。 しかし来年も、コロミナス家にとっては重要な節目の一年となるはずだ。 まずおれにとっては、エルネア杯を控えた勝負の年。 確実に龍騎士となるためには、今年もリーグ優勝を果たさなくてはならない。 そしてもう一…

イグナシオの選択

「イグナシオ...そろそろ決めておかなければいけない時期だと思うが...どうするんだ?」 父と探索に出たときに質問を投げかけられた。 おれの力の後継者として誰を選ぶか、父なりに気にかかっているようだ。 「うん。もう決めてるよ、父さん」 「決めてる?…

オレは泣かない!

カール伯父さんが亡くなった後も、身近な人々の訃報は続いた。 まず、パティ女王陛下。 次にオリンピアの父アルヴィン。 母の親友である魔銃導師アンジェリカ。 特に兄、古くからの友人二人と相次いで親しい者を失った母にはかなり堪えたようだ。 「この年だ…

イグナシオ番外編:星に願いを(後編)※完結

カレンが奏女になったことで、プラマー家とオブライエン家の縁組は自然消滅した。 父さんはジャンナさんに少しだけ嫌味を言われたようだが、まあそもそもあくまでも「打診」レベルの話だったから...誰が悪いというわけでもないのだった。 「サンチャゴ、こん…

イグナシオ番外編:星に願いを(中編)

成人まではあっと言う間だった。 カレンは子供の時の印象そのままに、透けるような白い肌と大きな黒い瞳の美しい女性に変わっていた。 成人してからは、おれはカレンとは数えるほどしか接触していない。 「成人の記念に」と祖父がおれたちを遺跡に誘ってくれ…

イグナシオ番外編:星に願いを(前編)

※またまた唐突にすみません。カールが旅立って話がいったん落ち着いたので、流れ的に本編に入れられなかったエピソードを...。文中の「台詞」と語り口調でイグナシオの一人称が「ボク」と「おれ」に乖離しているのは、大人になったイグナシオが「回想」して…

幽霊騒動。

「あっ...あねきっ!」 「あらグラハム君...こんな朝からどうしたの?」 兄カールがガノスに旅立ってから3日後。 山岳の我が家に弟が血相変えて飛び込んできた。 「で...出たんだよ!」 「出たって、何が?」 「兄貴の幽霊!」 ...お兄ちゃんの? 「何言って…

残される者。

兄のガノスへの旅立ちから一夜明け、葬儀はしめやかに執り行われたー。 「...ランス、喪主の大任、お疲れ様だったね。これから大変だろうけれど、兄さんは君のことは何も心配していないって言ってたから...自信を持って。困ったことがあれば私にいつでも相談…

旅立ちの日。

今日はコロミナス家にとっては「喜びの日」となる予定だった。 妹のヒルダ※が花嫁となって嫁ぐ日であったから。 ※今回の登場人物のうちヒルデガルドはヒルダ、アルドヘルムはアルドと愛称で表記します。 いつもはハスッパで生意気な言動の多い妹も、流石に今…

思い残すことはない。

「親父!素人相手に龍騎士銃まで使って、何てことするんだよ!ジャスタス、大丈夫か?」 「素人...?何を言っている?彼は山岳兵で、れっきとした武術職の一員だよ。武術職同士なら、お互い全力で戦うのが、礼儀というものさ...。カール、お前も武術職を志す…

残された時間。

「昨日、アラベルちゃんと会って話したんだけどね...兄さん、体調が悪い時間がこのところ急激に増えてきた※って...もしかしたら、もうそろそろ...」 「そうか...」 父と母が、食後のイム茶を飲みながら、悲痛な面持ちで話していた。今日は3日で評議会がある…

イグナシオ編おまけ:マブダチになった日。

話の流れをブッタ切ってすみません(^^;重たい話が続いて中の人がちょっとしんどくなったので息抜きに番外編。時間軸は「性格を変える薬」1・2・3とほぼ同じくらい。 「サンチャゴ、お隣のイグナシオ君と遊ばないの?せっかく同い年の男の子がいるんだか…

遺言。

「...じゃあ、これで一通り引き継ぎは終わったかな。お前が後任で安心だよ。今までも事務仕事はかなりお前に頼ってきたからな...。本当に助かってた。ガイスカ、ありがとう。」 兄はいつもと変わらぬ笑顔をこちらに向けながらぱたん、とノートを閉じた。 2日…

白鋼のハルバード

異次元に巣くう魔物の討伐も大詰めとなり、報酬がある程度たまったので、キャラバン商会で武器を注文することにした。 期間限定で良い武器が入荷しているらしい。 「ようイグナシオ、久しぶりだな。今回の討伐じゃあ随分と活躍しているそうじゃないか?報酬…

選ばれた子と選ばれなかった子

「イグナシオ、神妙な顔にならなくてもいい...。ランスの入隊も決まったし、騎士隊はきっと、ガイスカがしっかり守ってくれる。カミサン...アラベルにも、マグノリアがついてるし、後のことは何も心配はしていないんだ。それに...俺は夢も叶えられたし、やり…

僕がいるべき場所

※唐突にすみません。switchで再び初期ウィルマ国をプレイしていたら、初代の駆けだし時代が急に懐かしくなって...。この時代のスクショは無いので文章だけですが、良かったら...お読みいただけると嬉しいです。 初期国民ガイスカ・フィールドさんが重要なキ…

予期せぬ告白。

ジークが生まれた後も試合は続いた。 勝ち方はともかく、取りあえず今年の目標は最後まで勝ちきることだったので、 「格上には剣で、同等以下では斧で」のポリシーを最後まで貫いた。 結果としてリーグ戦を全勝で終え、無事優勝することができた。 ...勿論エ…

幸運の輝き。

「イグナシオさんどうしたの、試合の時と全然違うわ、そんなにウロウロしなくても。もう三人目ですもの、大丈夫よ...」 「何人目だろうと心配なことに変わらないよ...オリンピア、痛いところはない?大丈夫?」 試合が終わった後すぐ、飲みにいこうという悪…

波乱の兵隊長デビュー。

...父さん、何か似合わないなあ...。 今日は山岳兵団リーグの開会式。兵団顧問となった父が目の前で司会をしている。 同日に開催される騎士隊トーナメント開会式の厳かな雰囲気に較べて、山岳兵団のそれは何ともくだけた雰囲気だ。 尤も、あちらは陛下が列席…

カール編おまけ:ヘタレ山岳兵と龍騎士様

※こちらは「兵長継承」「もう一つの準決勝」とほぼ同時期のお話です(^^; 「よう騎士隊長殿、ムタンの種が採りたい。ゲーナの森まで、付き合ってくれよ」 親友のルチオから誘いを受けたのは、エルネア杯の準決勝が終わった翌日のことだった。こっちは決勝…

髪型と髪色って重要だよな。

髪色・髪型と顔立ち・肌色のバランス。生身の人間のお洒落には非常に重要なポイントです。 それはエルネアキャラだって同じですよね。 PCはもとよりお気に入りのNPCに関しては、いつも「ベスト髪型」で迷います。 わたしがキャラの髪型・髪色設定するときこ…

グッドルーザー。

グッド‐ルーザー【good loser】 《loserは、敗者の意》負けっぷりのいい人。潔く負けを認める人。負けても潔い人。 出典:デジタル大辞泉(小学館) picrew.mePicrewの男メーカーで作った二代目配偶者ジャスタスです☆ 脳内イメージの彼そのもの(=▽=)だっ…

選ばれなかった子(10)※完結

「おにいちゃん、まってー!」 「マグノリア、こっちだよ、はやくはやく!」 父の初めてのバグウェル戦。 前の晩から眠れないくらい楽しみだった。 試合が始まる夕刻に間に合うように、導師居室から闘技場までの長い道を、 妹と二人で息せき切って、一気に駆…

選ばれなかった子(9)

-弟に抜かれる- ガイスカが入隊してからというもの、俺は常にそんな不安と戦ってきたような気がする。 弟は予想通り優秀だった。 入隊後初のトーナメントこそ1勝のみの成績にとどまったが、翌年には一転して勝利を重ね、並居るベテラン騎士を倒して決勝ま…

選ばれなかった子(8)

「イグナシオの今後のことを考えたら、兵長を早めに引き継いで実戦経験を積ませた方がいいかとも考えたけど...次のエルネア杯までは続けることにしたよ」※1 俺が騎士隊長になったばかりの評議会帰り、義弟ジャスタスはこんなことを話していた。 「といっても…

選ばれなかった子(7)

騎士隊に入隊してから5年。 ようやくこの場に立つことができた。 闘技場の空気は乾いていて、時折頬を通り抜ける風は冷たい。 不思議と心は落ち着いていた。 そう。俺は今から、決勝戦を戦う。 決勝戦の相手はフレッド・ウルフスタン。 銃持ちの騎士だが、本…