山岳コロミナス家のこと。
二代目PCマグノリアが嫁いだのは山岳の家2に居を構える「コロミナス家」。
実はこのコロミナス家、初期状態のウィルマ国では存在しない山岳家系であります。
ウィルマ国でプレイされている方はご存知のことと思いますが、
初期山岳6家系のうち、家族構成が熟年夫婦のみで、ゲーム開始時点で既に、将来の断絶を運命づけられている一族があるのです。
その山岳一族とは「ウルバーノ家」。
この「ウルバーノ家」断絶後、国民の中から新しい「山岳兵隊長」が選ばれ、その一家が新たな山岳一族となるわけですが、「新兵隊長」に誰が選ばれるかは、プレイヤー毎に様々なバリエーションがあり、非常に興味深いパラレル・ワールドが多数形成されています。
ここの一連の流れは「山岳一家のが断絶するとどうなるか」をストーリーの中で自然に体験させる作りとなっていて、感受性豊かなプレイヤーにドラマを想像させたり、はたまたシステム検証好きなプレイヤーの知的好奇心をくすぐったりで...非常に作りが「巧いなア」と感心することしきりです。
さて、我が国でウルバーノ家の後継に選ばれたのは「コロミナス家」。
新設山岳一家のリーダーは「ゴドウィン・コロミナス」。
しかし、ウィルマ国プレイヤーでの「コロミナス家」といえば...
初期国民である近衛騎士「ダイゾー・コロミナスさんの存在感が強いため、「山岳」を連想する方はあまりいないのではないでしょうか。
実は初代兵隊長ゴドウィンとは、勿論大人気の初期国民ゴドウィン・シュワルツ君。
私のウィルマ国では、ゴドウィン君はダイゾーさんの一人娘フランさんと結婚し、コロミナス家に婿入りしてた関係で、「山岳コロミナス家」が爆誕してしまったんですね。
そもそも、この二人の馴れ初めを考えると...
武に優れた山岳次男が、高名な近衛騎士一家の婿養子に...となれば、単なる恋愛結婚ではなく、互いの両親の意向も何やら絡んでいそうな気がします。
強い血統同士が結びつくことで、武門コロミナス家を一層発展させたいという、婚家側の意向。
一方息子を婿入りさせるシュワルツ家側も、近衛騎士の一族と結びつくことは、得にこそなれ損になるはずもありません。
中の人の単なる妄想ではありますが(^^;
そんな中、ウルバーノ家断絶により、コロミナス家は突如「山岳一族」となることに。
コロミナス家の面々にとってはきっと「晴天の霹靂」以外の何物でもなかったかと。
とはいってももともと山岳兵だったゴドウィン君。
山岳復帰後は水を得た魚のように暴れ回り、いつしか不動の「山岳兵団長」となります。
しかし一方、妻であるフランさんの心境は...。
私のデータでのフランさんのプロフィール欄には、試合の勝敗記録がしっかりと残されていました。
スクショがないので記憶が曖昧ではありますが、恐らく勝敗数から「騎士選抜トーナメント」の参加記録だと思われます。
そして、山岳兵である彼女の武器はなぜか「ビーストセイバー」。
きっと本来は「お父さんのような立派な騎士」になることが目標だったのかと...。
(他の方のツィッターなど拝見すると、実際に武術職に就いてるケースが多くあるようです。)
山岳家に嫁いだ配偶者は、たとえ夫や妻より強くても、決して試合に出ることはできません。
こうして審判に駆り出されることはありますが...。
夫のリーグ優勝を表彰するフランさん。本心では自分もこの場所で戦いたかったのでは...。
「山岳家断絶」が夫婦の運命を大きく変えてしまったのです。
山岳嫁となったフランさんのその後の生き甲斐は、長子ジャスタスを立派な山岳兵に育てることにシフトしていったことでしょう。
多分スパルタ教育を施したのでは。
二代目マグノリアが嫁いだ直後のフランさんは、険しい印象のとっつきにくいお姑さんでありました...。
しかし打ち解けた後はすごく気さくなお姑さんに♪
きっとこっちが本来の姿。
その後時は流れ...
フランとゴドウィンの孫イグナシオは、山岳兵団初の龍騎士に※
更に曾孫にあたる山岳第三子ジークは山を降り、ローゼル近衛騎士隊に入隊。
高祖父ダイゾー以来の「コロミナス姓の近衛騎士」が復活、更には父イグナシオと同様、龍騎士の称号を勝ち取ります。
ジーク以降、「コロミナス一族」は武門の一大勢力として、何人もの優秀な武人を輩出し、山岳・近衛・魔銃の3つの武術組織で、その勇名を轟かせていきます。
只今9代目の268年現在、コロミナス姓の住民は総勢48名。
総人口のほぼ一割を占める大所帯となりました。
「ウルバーノ家の断絶」という、ゲーム内に施されたちょっとした「仕掛け」が大河ドラマのような流れを作りだし、事件の裏にあるNPCの心情までプレイヤーに想像させる...
いやはや本当に、凄いゲームです。
(余談)
「山岳一族の断絶」。我が国では実はもう一度発生し、今度はカランドロ家の第二子ガルデル君が新兵隊長に任命されます。しかしれもまた非常に問題ありの任命で、この時点でガルデル君は既に銃持ちだったのです...。斧主体の山岳リーグ戦で可哀想にも大苦戦。山を降りたままだったら、きっと魔銃入りして活躍できたのに...。
こんな「運命の皮肉」がポロッと発生してしまうのが、このゲームの面白いところではありますが。
※初代龍騎士からPC移民までの歴代龍騎士の全データが明らかではないため、過去のウィルマ国に山岳龍騎士がいた可能性はありますが、自分の脳内設定ではこうなっています(^^;