お父さんが好きすぎて。
多くのプレイヤーにとって、「初代PC」は、特に思い入れの強い存在だと思います。
勿論私も御多分にもれず...
二代目に引き継いでも初代への思い入れは変わらず、今思えばそれは...
はっきりいって「異常なほどの執着」でした(^^;
結果、中の人に操られた二代目マグノリアは、夫よりも息子よりも兄弟よりも、
父へのサポートにそのプレイ時間の大部分を費やすことに..orz
...なまじ暇な山岳嫁なのがファザコンプレイに拍車をかける(^^;
更に夫が勤勉性高いグリニー持ちだから、ほっといても一人で探索に出かけて勝手に強くなってくれるし(^^;
PC操作時は「探索の鬼」だった父ファーロッドも、引き継ぎ後のエルネア杯で再び龍騎士になった後は、探索ペースも緩やかに。
今まで疎遠だった友人達との交流も復活し、高速移動も良く見かけるようになります。
...今の自分の感覚だと「お疲れ様〜。ゆっくり自分のペースで過ごしてね」と、
基本は元PCの好きなように過ごさせるのに、当時は...
「ちんたら遊んでんじゃねえ!」と、相手が龍騎士、自分が山岳兵なのを良いことに、半ば無理やり「魔神の洞窟」へ引きずりこむ毎日でした。
しかし銃持ちの父とステが低い自分では最後までいけないので義父を巻き添えに...
時には出口で夫と鉢あわせたりして気まずさ100%(^^;
父の意向をガン無視して山岳嫁になったのに、勝手な娘です。
しかし当時の魔銃師会は、初期メンバーからの伝統もあり、「恐怖の探索魔」がウヨウヨと...。毎日魔人の洞窟に引きずりこもうが、安心などできません。
PC時代でもトップを取るのは青息吐息だったのに、NPCとなりやる気のなくなった父が、やる気満々の探索魔たちを出し抜くなど至難の技です。
...そこで娘は一計を案じました。
ライバル達と仲良くなって、採取に誘いまくって探索させないようにする! ̄ー ̄)ニヤリ
かくして何人もの優秀な魔銃師たちが、マグノリアの策略にはまることに...。
父の最大のライバルにして長年の盟友のメルセデスちゃんも巻き添えに※
これがご縁でどさくさに紛れて親友になってもらいました(^^;お気に入りNPCだったもので...。
マグノリアの悪巧みの犠牲者は主にメルセデスちゃん、オズウェル君、フェリプさん。
しかし皆さん一枚上手で、フェリプさんは父ファーロッドをきのこ狩りに連れ出す「逆妨害」で反撃。何も知らない父は呑気にきのこ狩りに興じておりましたが。
メルちゃんは、ハーブ採りに誘えば、いつの間にかシレっと姿を消します。
真面目に引っかかってくれたのはオズウェル君だけだったかな?
...考えれば海千山千のしたたかな魔銃師たち、小娘の策略などお見通しだったかもしれません。お見通しの上で遊び感覚で付き合ってくれてたのかもな...。
実際、これで取り損ねた探索ポイントなんか、皆さん後ですぐに挽回してましたしね。
こうして、絶えず父を探索に連れ出し、魔銃師会のトップに無理やり留まらせ続ける一方で、父の参加するイベントは一つも漏らさずガン見してスクショを撮るストーカーぶり。
年末のご挨拶は勿論...
授業も!
評議会も!
父は引き継ぎ後も殆ど魔銃導師から降りたことはありませんから、
毎年同じ場面でのスクショが必ずあるんです。一回撮れば、もうええやん!
と今なら思うんですけどね。ほんと、何もそこまで...。
熟年になってもファザコンは変わらず。
皺を眼鏡で隠して若く見せようと目論む娘...というか中の人。
娘のサポートが功を奏し、父は三度目のエルネア杯も制覇、三たび龍騎士へ!
...なのですが...これ実は...一度リセットしてます...(>_<)決勝戦...(>_<)
今なら元PCが負けるのも基本「物語の味」ととらえ、そのままにしますが、当時は「元PCが負ける事」が許せなかったのです...ほんと、何もそこまで...
その前の二度目のエルネア杯はスキルヘロヘロなのに自力優勝、
四度目の最後のエルネア杯はダントツで自力優勝してますから、父が「英雄」である事実が変わるわけではないんですけどね。
つうか4度目があるってわかってたら負けたままでもよかったよ...
時が流れ、PCもマグノリアからイグナシオに移り...
最晩年を迎えた初代ファーロッドは、孫が無理やり誘ったりなどしなくとも、
黙々と禁断の遺跡に通う、「往年の姿」を取り戻し
最後のエルネア杯も危なげなく優勝を果たしました。
そしてそのまま、龍騎士の衣装を纏ったまま、ガノスに召されることとなります...
10歳で魔銃師会入りしてから14年、ずっとずっと休むことなく探索を続けてきた初代。
二度目のエルネア杯終了後〜三度目のエルネア杯までは、
もしかしたら少し休みたかったのかな...と、
今では少し申し訳ない気もちです。
(といっても、娘の監視をかいくぐって、それなりに遊んでいたようですが(^^;)
何よりも、もっと申し訳なかったのは、
マグノリアにとっては母となるアルシアちゃん。
夫ともっと一緒に過ごしたかっただろうに、その時間を娘が奪うことになってしまいました...
身勝手な娘だったのに、いつも優しくしてくれて、ありがとう、ごめんね、お母さん。
異常だった初代への執着も今では落ち着き、どうしてそこまで...と
不思議かつ、無茶苦茶気恥ずかしい気持ちになります。
思い入れの強いPCは他にもいるけど、かつての初代のような執着にはならないので(^^;
ファーロッドは今でも時々遊びに来てもらいますが、
探索に少々付き合ってもらう以外は、勿論束縛せず自由に過ごしてもらってます。
現役時代は味わえなかったのんびりした時間を、
子孫たちの成長ぶりとともに
楽しんでくれてたら、いいな...。